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奪胎換骨 換骨奪胎 [日本語教育]

前回の「中国の径山寺」に関するネットの情報を見ていたら、古い建物を壊し宋の時代を再現する建物に建て替えたことを記し、「正に奪胎換骨である」という記述がみられて何か変な気がした。
日本語の熟語と中国語のそれは時々前後が入れ替わっていることがあるので、それはいいとして、私の感覚では「換骨奪胎」は焼き直しというようなあまりいい意味で使わないと理解していたからだ。

中国語の辞書を見ると「1、心を入れ替えて真人間になる、2、徹底的に立場と観点を変える」とあり、新規に建て替えたのだから2の意味で使っているのだろう。

新明解「古人の作った詩文について、或いはその発想法を用い、その表現をうまく踏襲して、じぶん独特のあたらしい詩文を作る技法。 俗に「焼き直し」の意に誤用される。
え?誤用だったの?

第2版の広辞苑では「詩文を作るのに古人の作の意義を模して、又は組み立てを変えて、着想を新たにしたように見せかける事」とあり、自分の記憶に近い。

ネットでは「元は人が修行して仙人の体に生まれ変わるという意味・・「換骨」は凡骨を取り去って仙骨に取り替える、「奪胎」は胎盤を奪い生まれ変わらせる意で、修練をして根本から仙人に生まれ変わることをいう道家の語。他人の詩文、また表現や着想などをうまく取り入れて自分のものを作り出すこと」
*焼き直しという意味は少数意見らしい。

ソネットブログ:この方の「換骨奪胎」に関する文がすばらしかった。
http://nikitoki.blog.so-net.ne.jp/2013-01-09-1

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径山寺(杭州)茶道の故郷?③ [日本語教育]

霧の中の竹林の道をたどって本堂に向かう。幽玄ないい感じだが写真を撮るには向いてなかった。
kiri.jpg
このサイトを見るとで寺の様子がよくわかる。
http://360.mafengwo.cn/travels/info.php?id=7984047

行く前にネットで調べた時の、赤と黄色に彩られたいわゆる中国風の建物ではない。若いお坊様の説明ではそれらは後世に建て直されたもので、本来の宋の時代の建築は残っていないし資料もなかった。ただ、日本に設計図が残っていたので、それをもとに再建したという。宋の時代の径山寺の伽藍をまねて日本では東福寺を建て、それを参考にして今度は径山寺が再建された・・・!。
建物や雰囲気すべてが、日本のお寺風なのだけれど何か違和感があるのは、写しの写しだからか工事中のせいか?細かいところの作りか?
座禅の修行をする禅堂の前の庭は現在工事中だが日本でよく見かける石庭。本堂の釈迦堂の中も見学、本尊の釈迦像も作り替えられたという、木造でやさしいお顔。金の線が入っているところが中国風?写真を撮ってもいいかお坊様に聞くと「私と一緒なので大丈夫です」といわれたので一枚撮らせていただいた。
syaka.jpg
寺の周りの山には茶ノ木が植えられている。春にはこの山の新茶を摘んで抹茶を作り茶会をするのだ。

「今は工事中で落ち着きませんが、工事が終わったら静かな良いお寺になると思います」
とおっしゃるお坊様とお別れして、帰途に。

帰り道も3時間半、Tさんお疲れ様。おかげて得難い体験ができた。








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径山寺(杭州)茶道の故郷?② [日本語教育]

さすがにお茶の産地で山には深い霧がかかっていた。山頂近く、霧の中に白と焦げ茶色を基調にした建物が見えてきた。駐車場の隣に新しい建物がある。確かにまだ工事中で、何か化学塗料系の臭いがする。ここが受付? Tさんが係の女性と交渉すると、そこでお茶を入れてくれたり、お話をしてくれるということで、2階の茶室?に案内された。

建物の内部も白とこげ茶を基調としたちょっと和風も感じられる作りだった。中の茶室の一つに案内された。
keizan1.jpg
長いテーブルに工夫茶(中国の茶道)のセットが並んでいる。ボランティアだという女性がお茶を入れてくれたが、香りのよい美味しいお茶だった。ここは日本へ禅林の茶道を伝えた寺とされているので、抹茶(濃茶)も飲めるのか聞いてみると、中国茶か紅茶だけだということで、一寸がっかり。私の方から持参した茶道具でお濃茶を練って飲んでいただいた。
日本に留学していたお坊さんがいるということで、少し待っていると若いお坊さんが現れた。大阪の日本語学校で学んだり、日本の仏教界と交流したりしているという。
径山寺とお茶の話に関する本をくださって、日本との関係、中国で抹茶の伝統がなくなったが、この寺では細々と続いていたと話された。
どんな作法かと聞くと、茶碗に抹茶を入れて僧が並び、お湯を入れた薬缶と茶筅を持った僧がお湯を茶碗に注ぎ、茶筅でかき混ぜるという、東福寺や建仁寺の四頭茶礼と同じ方式だった。
あとでいただいた本をさっと眺めると、資料は日本の「類聚名物考」「視聴草」「本朝高僧伝」などなど、日本の茶道をもとに径山寺の茶道を復元したということらしい。
中国のネットでも紹介されている。http://jp.lingyinsi.org/detail_10108.html
新茶の季節に茶礼があるそうなので見てみたい気もする。
keizan2.jpg
そのあと、境内を案内していただいた。                 ―続くー
















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径山寺(杭州)茶道の故郷?① [日本語教育]

今回の中国旅行では寧波から、杭州の径山寺に行きたいという希望を寧波の元学生のTさんにお願いしてあった。
室町時代に南浦紹明という禅僧が、禅寺の茶礼で使用されていた茶道の作法と茶道用の棚を径山寺から持ち帰り、それが千利休につながる日本茶道の始まりとなったといわれている。茶道を学ぶものとしては行けたら行ってみたい寺だった。
「先生遠いですよ。一日がかりですよ」といいながらも、Tさんが車を運転して行ってくれることになった。片道3時間半以上、カーナビの入ったタブレットを見ながら初めての道を行く。中国の高速道路は車線も多いし都市部では路線も複雑で渋滞もひどい。本当にありがたかったが、だんだん申しわけなくもなってきた。
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漸く径山の麓までたどり着いたがゲートがあり、径山寺が修復中なので入山証を持っていない車ははいれないという。
ここまで来て戻るのかと思ったが、Tさんが門番の人と何事か話をして、後続車がない時に入れるという。もしかして、お金を渡した?と聞いてみると、「公務員ですからお金は受け取れません。お菓子をあげたから・・」というが・・・。やはり、お金を渡したのではと思う。私たちだけではこの先とてもたどり着けなかった。
IMG_3993.JPG

















さすがにお茶の産地で山には深い霧がかかっていた。山頂近く、霧の中に白と焦げ茶色を基調にした緒と和風にも思える建物が見えてきた。駐車場に停めて建物の入口へ向かう。まだ一部工事中で、何となく鼻をつく化学塗料の臭いがするのでちょっと違和感。Tさんが係の女性と交渉すると、そこでボランティアの人がお茶を入れてくれたり、お話をしてくれるということで、2階の茶室?に案内された。

                                       ー続くー
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有縁千里来上会② [日本語教育]

今回の旅行の一つの目的は年末にメールで私たちの作った本を買いたいという人に上海のホテルで本を渡すということだった。

中国のlineのようなものにWeChatというのがあり、これは世界各国で使えるので中国の友人とのやり取り、中国旅行中の家族とのやり取りにはWeChatを使う。蔡さんというその人をWeChatに登録して、お互いに連絡がつくようになったので、時間を決めて上海のホテルのロビーで会うことにした。

時間になってロビーに降りていくと「先生ですか?WeChatの写真ですぐわかりました。」と流ちょうな日本語で若い女性が話しかけてきた。
彼女は蘇州の語学センターで日本企業で働く人に日本語を教えているという。一度も日本へ留学していないというのに見事な日本語だった。

中国の諺に「有縁千里来上会」(縁があれば千里離れていても会うことができる)まさに、その通りですねと笑いあった。でも、これはインターネットが距離を縮めたということだろう。

本を渡し、また蘇州か日本で会いましょうと別れた。その日は、彼女から、とても興味深いことがたくさん書いてあるとか、この本を学生に紹介しますとか、何度もメッセージが送られてきた。WeChatでつながっていると又簡単に会えるような気がする。

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静夜思 [日本語教育]

南京のホテルのレストランに
笑ってしまうキャッチコピーが。
もちろん「静夜思」のもじり、でも血の文字が日本人にとっては微妙(^_^)
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私たちの世代には「静夜思」はお馴染みだが、娘たちは覚えていない?習っていない?ようだ。
   静夜思        李白
 床前看月光  
 疑是地上霜  
 挙頭望山月  
 低頭思故郷 

中国では写真のように
明月光、望明月が一般的。

日本語を教え始めたころ上級で使った教科書に「静夜思」が載っていて、
中国の学生たちに「山月」はおかしいと言われた。その時、故郷を思うさみしい気持ちには山月の方がふさわしいと思うなどと反論した覚えがあり、いくつかの和漢の資料でこの詩を探したことがあった。山月も名月も載っていた。

今読んでみると、望名月がいいような気がしてきた。美しい月を見るにつけ、より寂しさが深くなる気持ちもありだ。
今の日本の漢文の教科書はどうなっているのだろうか?


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中国国内の選択肢 [日本語教育]

昨日中国から帰国。
支払いからタクシー、ホテルの手配などすべて携帯でできる社会だと実感。
しかし、中国製以外のネットサービスがほぼ使えない環境。これは情報管理のためにわざとやっている?

南京の有名な本屋「先峰書店」へ行った。写真撮影OKの標示が入口にある。
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半地下のエントランス、なだらかなスロープで上の階に行くのだが、壁面以外にスロープの真ん中に本が積み上げられた台が並ぶお洒落な展示方法。日本の本も目立つ(古事記、枕草子、風姿花伝などの古典から、芥川龍之介、夏目漱石そして現代のものでは水木しげるの漫画、村上春樹、又吉直樹などなど)



183.jpg





中にカフェもあるし、ステージで文化人の講演会もやっている。大学街だけに熱心に本を選ぶ若者が多く、親に連れられた小学生ぐらいの子供もたくさん本を抱えてレジに並んでいる。自由な文化的雰囲気がするねと、元教え子の友人に言うと「反対意見の本は全く並んでいませんよ」とばっさり。



全てに量が膨大で選択肢が多いように見えて、決められた範囲での選択、これが今の中国の現状なのだろう。

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投稿できなかったわけ [日本語教育]

先日ブログにちゃんと投稿できなくて苦戦した。
投稿しても、始めの部分しか反映されない。ブログの容量が足りないのかと調べたが
そういうわけでもなかった。
試しに別の文章を投稿してみるとちゃんと投稿できる。それならと、今回の投稿文の後半を投稿してみたらそれもできた。
これは、投稿文の前半のどこかに問題があると思って調べてみたら、満の異体字を張り付けた部分から文章が消えるという現象が起きていた。man.jpg
グリフウィキ http://glyphwiki.org/wiki/u2b79c で表示される満の異体字、コピーしてワードに貼り付けることができたので、そのままコピーして文を作り投稿したら、その文字が表示されないばかりか、それ以降の文が全部消えてしまったのだ。
原因がわかったので異字体は画像で表示させたらうまくいった。

この異体字はFacebookでも表示されない。
グリフウィキhttp://glyphwiki.org/wiki/GlyphWiki:%e7%95%b0%e4%bd%93%e5%ad%97ではいろいろな異体字を登録することができるようだ。
この字は台湾の教育部の異体字辞典から登録されていた。すでにグリフウィキのデータベースに登録されている文字と、ユーザーによって登録された文字に分かれていてデータベースに登録されている文字でないとネット上では表示できないのかもしれない。

友達の話によると、10数年前に大学の先生に探してもらった時は、この異体字の出典がわからなかったそうだ。ネットのおかげて色々なことが調べやすくなったのは確かだ。

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異体字   [日本語教育]

「満木」さんという友達が、ほんとうは、「満木」ではなくて、もともとは、man.jpg右の字だったといっていた。旧字にも中国にも存在しない字なので、御先祖様が間違えた思っていたところ阿闍梨餅や三笠で有名な京都のお菓子司の満月さんがこの字を使っているのを発見して家族で大騒ぎしたそうだ。
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面白いので『グリフウィキ(GlyphWiki)』http://glyphwiki.org/wiki/u2b79cで調べてみると、異体字として登録はされている。そこの書いてあった台湾教育部異体字辞典(ネット検索できる)で調べてみると、満の異体字で載っていた。

2017-12-18 (3).png

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名字の異体字は本当に種類が多い。覚えるのは大変だ。しかし、名字には先祖の思い入れのある正しい字を使うのがいいと思う。

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投稿トラブル [日本語教育]

容量?なぜか投稿できない。
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