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いばらき [日本語教育]

NHKの朝ドラで「いばらぎではありません。いばらきです。」というセリフがあった。茨城県のことである。わたしは、恥ずかしいことに「いばらぎ」と発音していた。宮城県は「みやぎ」なので、ごっちゃにしていた。
茨木市も「いばらきし」の読みだ。大江山の鬼、茨木童子も「いばらきどうじ」だった。

地名辞典によると
茨城は常陸の国風土記で「黒板命が茨で城を築いて、このあたりを治めた」という話から
茨の城、茨城になったそうだ。
ちなみに、宮城は奈良時代に陸奥国府がおかれた多賀城からきているそうだ。宮城(きゅうじょう)の漢字の読み方が「みやぎ」となった。

学生に漢字の読み方を教える時、連濁(二つの語が結びついて一語になる時、後ろの語の語頭の清音が濁音に変化する)を教える。竹(たけ)+林(はやし)→たけばやし
城は確かに「き」と読む。城崎(きのさき)これは文頭だから不思議はない。
いばら+き は 連濁の法則からしたら、「いばらぎ」になってもよさそうだ。

しかし、連濁にはライマンの法則というのがあった。
連濁が起きる場合において、複合語の後部要素(茨城場合は前部要素になるが)に濁音が含まれている場合に連濁が阻止される事を言う。大和言葉には基本的に濁音を二つ含む語幹は存在しないということらしい。
これを当てはめると「いばら」で濁っているから、「き」は濁らない。

もう一つ「いばらぎ」に間違えられやすい理由として地元の発音で「き」といいているつもりでも独自の発音が微妙に「ぎ」なるからという意見もあった。

何はともあれ、固有名詞はしっかり発音を確認して覚えなければいけないと思った。




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