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介護を担う外国人 [日本語教育]

台北のホテルの近くの美しい公園で朝の散歩をしていた時、ジョギングやウォーキングの人たちのほかに車椅子でゆったりと散歩している年配の人が目立った。段差のない公園だったからか。坂の多いうちの近くの公園ではあまり見慣れない光景に、すごいな、いいなと思った。
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その人たちの車いすを押したりして付き添っている人たちに、顔の色が浅黒い人たち、スカーフを被った人たちが多いことも日本の朝の公園風景と違うところだった。台湾では介護の仕事にインドネシアなど東南アジアの人たちが多く携わっている。
どんな言葉を話しているのだろうと、追い越しながら聞き耳を立ててみると、あたりまえといえばあたりまえだが、中国語の会話だった。

タクシーの運転手さんに聞くと、やはり、インドネシアの人を住み込みの看護家政婦として雇うことが多いそうだ。特に資格はなく、言葉なども受け入れ家庭で教えることが多いという。それだけ需要も多いし、「台湾の人たちは、資格にこだわらないんです」といっていた。トラブルがないわけではないがそれは自己責任のようだ。
何かすごいなーとも思ったが、日本では、これはありえない。

今までは「経済連携協定」(EPA)に基づき、インドネシアなどから介護福祉士候補者を受け入れていた。3年の実務経験後に国家試験に合格すれば継続的に日本で就労できるが、2度不合格なら帰国する決まり。実際には合格者は多い年で30%台の低水準だった。日本語の専門用語の難しさがハードルの高さになっていてテレビでも取り上げられていた。
過去問をみると確かに非漢字圏の人には過酷だと思う。
 (例)小刻み歩行  嚥下障害(えんげしょうがい) 尿失禁 臥床(がしょう)
EPA以外では、外国人は、仮に日本に留学・滞在して介護福祉士の国家資格を取得しても、それだけでは就労資格はもらえなかった。

その後、介護を担う人材の不足が問題になり、その解決策の一つとして平成28年11月28日に「出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律」(平成28年法律第88号)が公布された。
在留資格として「介護」が新たに創設され、日本の介護福祉士養成施設を卒業して介護福祉士国家資格を取得した留学生は、国内で介護福祉士としての仕事をすることが可能となった。
また、特例措置法により、本年3月に養成施設を卒業予定の留学生及び過去に養成施設を卒業した元留学生が、本年4月以降介護福祉士として国内で就労することが可能となっているそうだ。

しかし、介護の学校に入るためにも日本語能力のN1~N2(少なくともN3)が要求されていいるので、非漢字圏の学生たちにはかなりの努力が必要だ。
今クラスには、介護現場でアルバイトをしながら、専門学校に入るべく勉強しているまじめなミャンマーの学生たがち数名いる。漢字にも意欲的だ。教えるのにも力が入る。



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私たちは日本語を教えるかたわら、教科書作り、日本文化の紹介等の活動もしています
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