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アウフヘーベン [日本語教育]

小池都知事のカタカナ語が話題を集めている。
今回は「アウフヘーベン」
「豊洲へ移転するか、築地を再整備するか・・・・全部含めて、どう判断するかという、そのための「アウフヘーベン」が必要だということを申し上げた。」
というような文脈で使われたそうで、テレビのワイドショーでも面白おかしく取り上げていた。
60~70年代、学生運動が盛んだったころ大学生たちがよく口にした言葉だ。懐かしい~。

アウフヘーベンとは、ドイツ語の Aufheben。ヘーゲルが提唱した哲学の概念だ。止揚という難しい言葉に翻訳されていた。
正の概念があり、対立する反の概念がある。それをより高次の合という概念で調和統一する。矛盾するものを更に高い段階で統一し解決すること。
学生運動のアジテーションなどでは主張や方針を変えなければならなくなった時「アウフヘーベンして云々」という文脈でよく使われていたような記憶がある。また自分が目指していた進路を変えざるを得ない場合も自分を納得させるために使ったような・・。
ヘーゲルには申し訳ないけれどちょっとごまかす言葉としての印象がある。

小池都知事は、本来のあるものを否定しつつも、より高次の統一の段階で生かし保存することという意味で、豊洲か築地かではなく、両方を生かす方策があるのではないかという意味で使っているようだ。
ごまかす言葉にならないことを期待したい。

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