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もてなす と おもてなし [日本語教育]

私のお茶の先生が最近「おもてなし」という言葉が使われすぎだといっていた。
確かに、オリンピック招致の時の「お・も・て・な・し」以来、おもてなしが氾濫している。おもてなし料理、おもてなし自慢、ゆったりとしたおもてなしで皆さまをお迎えいたします・・などなど。

「もてなし」はもともと京都のお茶屋さんなどで、お客の好みや、接待、息抜きなどの利用目的に合わせて芸舞妓さんや料理の手配をすることから来ているそうだ。あくまで、「もてなし」であって自分が提供することに「お」を付けて「おもてなし」と言ってしまうのは、本当はおかしいと。

あくまで、相手の事を考えての自分の側の動作だから、確かに「お」を付けるのはおかしいのかもしれない。お客様へのお心遣いとはいわないし。


もてなしは、新明解では
持って成すの意・・心を込めて客に対応する。狭義では心を込めて客に茶菓・酒食をを供するとなっている。
古語辞典では
相手の状態をそのまま大切に保ちながら、それに対して意図的に働きかけて処置するの意。
・・大事に扱う、面倒をみる等の意味の他に接待する馳走するがでている。

いずれにしても、もてなす側が相手の気持ちや要望を汲み取り精一杯心を尽くして接待することが「もてなす」ことだ。これはおを払って受けるサービスとは違う。日本らしい考え方であるとはいえる。


「もてなしの極意」(視点・論点)にはいいことが書いてあった。
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/253347.html

・・・とくにもてなす側が「これが私どものおもてなしです」と口にしたとたん「もてなし」でなくなります。なぜならば押し付けがましくなるからです。

確かに、「おもてなし」の氾濫への違和感はこれだったのだ。でも、このまま定着していく言葉なのだろう。



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