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夫唱婦随 婦唱夫随 [日本語教育]


先日「深慮遠謀」は「深謀遠慮」と入れ替えることができる。この他に入れ替えられる言葉はあまりないということを書いたが、日経新聞の「春秋」に「夫唱婦随」という言葉が出ていた。結婚式の寄せ書きに「夫唱婦随 婦唱夫随」と書いたとか。

婦唱夫随は最近言われ始めた言い方だが、確かにこれも入れ替えられる4字熟語だ。

これは「千字文」に出て来る言葉だそうだ。書道の練習をするつもりで「三体千字文」を買ったが初めの方しか見ていなかった。探してみると「上和下睦、夫唱婦随」と確かに出ていた。

その言葉のもとは老子の弟子の関尹子の言葉だという。
「夫者唱。婦者随」(夫なる者唱え、婦なる者随う)(関尹子)
関尹子の文はさらに続く
牡者馳。牝者逐。(牡が走って、牝が追い)
雄者鳴。雌者応。(雄が鳴いて、雌が答える)

それをいいかえた熟語もある。
嫁鶏随鶏(雌鶏は雄鶏に従う・妻が夫に従うことのたとえ)
嫁狗随狗(雌犬は雄犬にしたがう)

妻は夫の言うことに従うという意味なので現代の風潮に合わなくなった、また、中高年以上になると夫婦の立場が逆転する場合が多いので合わなくなったということで「婦唱夫随」も言われ出したのだろう。

しかし、解釈は色々で「上の人が和やかであれば下も仲良く睦みあう」、それの対句だから「夫が正しいことを言えば、妻はそれに随う」という解釈もあった。
そういう意味なら夫唱婦随でも婦唱夫随でもいいな。



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