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秉彝(へいい) [日本語教育]

恩師が作品を出している書道展に行った。わたしは今、草書の仮名文字を練習しているので、仮名文字が書いてある作品を中心に見て歩いた。しかし、やはり大きい漢字は迫力がある。大きい文字の作品の中で写真の字が気になった。横に張ってある作品名には秉彝と書いてあったが、どういう意味かも読み方も、一緒にいた友達の誰もが知らなかった。手書きソフトを使って携帯で調べると「人の道を固く守る。天から与えられた正しい道を守る」という意味だということが分かった。自分の生き方として堂々とこう書けるのは素晴らしいことだ。
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「へいい」というと私の頭の中では「平易」や「弊衣破帽」の「弊衣」に変換されてしまう。帰宅してから例によって辞書に当たったが、新明解などの小型の辞書には載っていなかった。
さすがに広辞苑にはあった。「人が天から定められた常道に従うこと」
でも、こういわれてもピンとこない。
そこで漢和辞典。
秉は一握りの稲束をあらわし、そこから掴むという意味ができた。
彝は常に変わらぬ道、法則。それと酒器の意味がある。「彝器」は、古代中国、殷周時代の祭祀用の青銅器。

★変わらぬ道を掴む→「人が天から定められた常道に従うこと」なるほど納得だ。

調べているうちに、実は読み方を知っていたことを思い出した。教え子の中国人の父親の名前は秉憲といった。初めは読めなくて乗憲さんなどと呼んでいたが、あとで「乗」とは違う「秉(へい)」だということがわかった。
そして、博物館では「彝器」を目にしていた。バラバラに出て来たので読めなかった?いや、読み方をすっかり忘れていたなあ。

習字の展覧会は自分の知らなかった言葉を知ることができるいいチャンスだ。

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